サッカーの上達には、自由自在にボールを操ることが必要になってきます。
キック、パス、ドリブル、トラップ、ヘディングすべてにおいてボールと体の感覚が身についていれば、より早い上達につながってくるでしょう。
つまり、リフティングの練習は、サッカーの上達に欠くことができないものなのです。
1.なぜリフティングを練習するの
サッカーのリフティングが上達するとゲームでどんな変化が起こるでしょう。
①ボールを自分の思い通りにコントロールできる。
②様々な状況のボールを思い通りにトラップすることができる。
③蹴りたいボールをイメージして思い通りのキックができる。
④いろいろな動作において思い通りに身のこなしができる。
どうでしょう、しつこいくらい「思い通り」という言葉を使いました。
イメージを体で表現し、それをボールに伝える、それがサッカーではないでしょうか。
試合中に、ボールを落とさずに何回突けたとか、ボールを落とさずに何メートル進めたとか、そんなことのためではないのです。
リフティングが何千回できるとか、すごくアクロバティックな技ができることは、それはそれで楽しい、うれしいことですが。
それが試合の結果に直結するわけではありません。
まずは基本的なリフティングが確実に50回できるようにしましょう。
50回続けられるということは、リフティングの基本技術が習得できたということです。
上達のためには、焦らず毎日コツコツ練習することが習得への早道です。
2.基本のリフティングのこつ
それぞれのリフティングについてみていきましょう。
インステップリフティング➡足の甲を使ってリフティングをします。
足の指をグーにするようにして足首を伸ばして足の甲に当てます。
ボールが胸から頭くらいの間の高さがいいでしょう。
高すぎたり、低すぎたりすると連続で行うことが難しくなります。
立ち脚も軽く曲げ伸ばしをしながらリズムを整えましょう。
インサイドリフティング➡足の内側を使ってリフティングをします。
足の内側のかかと側の固い部分でボールを弾きましょう。
ボールが真っすぐ上に上がるようにしましょう。
右足だけ、左足だけ、左右交互になど条件を変えてみるのもいいですね。
アウトサイドリフティング➡足の外側を使ってリフティングをします。
足の外側のくるぶしの下側でボールを弾きましょう。
弾いたボールが真っすぐ上がるように練習をしましょう。
ももでのリフティング➡ももを使ってリフティングをします。
ももが地面と水平になるよう上げながらボールを弾きましょう。
右だけ、左だけ、左右交互になど条件を変えてみましょう。
ヘディングでのリフティング➡おでこを使ってリフティングをします。
ボールが真っすぐ上がるように首の角度を調節しましょう。
ボールを弾くためには、膝の上下が欠かせません。リズムよく上下させましょう。
どこでも50回以上を目指して練習に取り組みましょう。