サッカーは、ボールを足で扱うことが主となる競技です。
足技が優れていることは、サッカーの選手としてとても大切な資質です。
足技を磨くための練習は、サッカーの選手にとって欠かすことができません。
1. トリッキーな足技を実戦で生かすために
サッカーの足技というと、大小さまざまなものがありますが、アクロバティックな技などで相手を欺くような場面を想像する人も多いでしょう。
特に、南米の選手の多くは、このような高度な足技を使ったプレーを得意とする選手が多く見られます。
ロナウジーニョ選手やネイマール選手など、ブラジルの選手は、トリッキーなプレーで相手をかわしたり、抜き去ったりするプレーを得意としている印象が強いです。
では、この2人の選手と同じように足技が上達するためには、どんな練習をすればよいのでしょうか。
練習の方法として2つ考えられます。
1つは、ボールタッチトレーニングです。
足のいろいろな部分でボールを止めたり、引いたり、押し出したり、軸足の裏を通したり、すくい上げたりなどのボールコントロールが自由自在にできるようになることです。
当然、スピーディーにできなければいけません。
ボールを見なくても、できるくらいの技術の上達が必要です。
2つ目は、ボールリフティングです。
ボールリフティングは、浮いたボールを扱う技術を磨くのに最適な練習です。
トリッキーなプレーには、浮き球を扱うこともたくさん出てきます。
そういう面で、ボールリフティングの上達は欠かすことができません。
2. ドリブルを実戦で生かすために
アルゼンチンのメッシ選手は、先ほどの二人と違って、緩急を使った細かいタッチのドリブルで相手を惑わしてかわしていくプレーを得意としています。
トリッキーなプレーではありませんが、やはり確かなボールコントロールが備わっていなければできないプレーです。
では、メッシ選手のようなドリブルは、どのような練習をすればできるようになるのでしょうか。
メッシ選手のドリブルの特徴は、細かいタッチでドリブルをすることです。
そのため、画像では、ほとんどボールが足に吸い付いて見えるほどです。
足とともにボールを運びながら、相手の状況を読み取って方向を変えたり、スピードを変えたりしながら相手をかわしていくのです。
この、細かくて速くて正確なプレーを実現させるためには、狭いすき間を速く正確にドリブルできるようにならなければなりません。
ドリブルの練習に、コーンを置いてジグザグに進む練習があります。
コーンの間隔が狭くなったり、コーンの置き方が不規則になったりしても失敗なくできるように上達することが必要です。
以上、3人の世界の頂点の選手を手本に、足技について述べました。まったく同じことはできなくても、参考にしながら少しでも近づけるよう努力することが上達への道です。