サッカーのパスの練習方法に選手五人で四角くなってやるパスゲームがあります。
四人が四角くなり、一人はその中に入りディフェンス役をやります。
このパスゲームでは外側四人のパス回しと、内側の人の守備の練習になります。
1.パスゲームのやり方
サッカーのパスの練習である、パスゲームのやり方は、まず五人一組になります。
その五人の中から、一人守備役の人を決めます。
マーカーを四角く置き、そのほかの四人はそこに立ちます。
そしてその四人でパスを回します。
最初はトラップを出すというルールを作ります。
慣れてきたらダイレクトだけで回すようにします。
パスの回す方向は自由で、縦でも横でも斜めでも思ったところに出せます。
しかし、マーカーから離れないようにします。
決められた範囲の中でやるのが決まりです。
四角の中に入った人がそのパスをカットできるように追いかけます。
1vs4という構図になりますので、中の人はたくさん走ることになります。
なので、決められた範囲内でパスを回さなければいけません。
外側の四人は、パスをカットされないように考えながらパスを回していきます。
中の人は、パスコースをふさぎながら動き、限定されてきたパスコースを見つけてカットします。
コツは、パスを持った選手にできるだけ早くプレッシャーをかけることです。
そうすることで、ファーストタッチの失敗を招くことができます。
上達すると、中の人数を二人に増やします。
こうなると外側のパス回しが一気に難しくなります。
四角の範囲の大きさで難易度が上下します。
自分のレベルに合ったところから始めて、上達とともにレベルを上げていきます。
2.実戦への生かし方
このパスゲームをサッカーのゲームに生かすためには、練習時からどのように実践に生かせるかを自分で考えながらやります。
例えば、守備側でパスコースをふさぐということは、相手のパスを出す先を限定することですので、仲間の選手にそのパスコースにカットに行ってもらえばボールを奪えます。
他にも、敵がプレッシャーをかけてきた時には、あえてパスを出す方とは逆の方向にトラップをし、フェイントをかけるとボールを奪われにくくなる、などいろいろな効果を期待できます。
サッカーの試合中は広いフィールドの中に22人の選手がいるのですべての選手の場所や動きを把握するのはとても難しいです。
ですがこのパスゲームで小さい範囲内、少ない人数で試合を再現することにより周りを見る技術も上達させることができます。
少しずつ範囲を広げて、人数も増やしていくと、実戦に近くなっていきます。
いきなり本番というのは何事も難しいので、段階を追って練習していくことが上達の秘訣です。
サッカーのパスも同じで最初は上手にできませんので大丈夫です。
パスゲームを通してサッカーの実践で使えるパススキルを養えます。