サッカーでパスをもらう位置は、攻守ともに重要です。
攻撃時に前線で、フリーになってオフサイドもなくパスをもらうことができたら得点できる確率が大幅に上がります。
守備時には敵選手に囲まれた状態でパスをもらったら、すぐにとられて失点してしまいます。
1. オフ・ザ・ボールの動きで最適な位置に着く
サッカーはフィールドに22人の選手がプレーしています。
ボールは1つなので45分ハーフの試合で、単純に計算しても1選手のボール保有時間は2分ということになります。
しかし、防戦一方の試合展開なら、守備陣はたくさんボールに触ることになりますし、攻撃陣は逆にほとんど触らないということになります。
そういったことから、実際にはもっと短いと言われています。
つまり、ボールを持っていないオフ・ザ・ボールの動きがサッカーの試合のほとんどということになります。
なので、オフ・ザ・ボールの動きがとても大切になってきます。
ボールが自分のところに来てないからと油断してはいけないのです。
自分のところになくても味方選手か敵選手の足元に必ずボールはあります。
ボールをもらうためにどのように動いて、もらう位置はどこがいいのかを試合中に常に模索しなければなりません。
オフ・ザ・ボールの動きができていると、パスをもらう位置は最適な場所になります。
マークがついていたらマークを外してからパスをもらった方が次のプレーに安全に進めます。
また、攻撃時に相手のディフェンスラインと重なるような高さにいてパスを出してもらえばオフサイドにかかることなくチャンスをゲットできます。
2. パスを安全にもらうためには
サッカーの試合でパスを安全にもらうためには、もらう位置を工夫する必要があります。
例えば、敵にマークされている時にはフェイントをかけてふり払い、フリーになってゆっくりとトラップできる位置にいきます。
そうすると、自分自身もプレーがしやすいですし、相手もパスを出しやすいです。
このようにパスをもらう位置一つで試合展開が左右されます。
パスをもらう位置を練習するためには、相手のマークを外す方法を上達させる必要があります。
この練習は、一対一で体の入れ合いをして競っているところにボールを出し、それをどちらが先に触って、どちらがシュートまで持っていけるかというものが良いです。
体をぶつけての競り合いが体幹を鍛え、競る感覚を養います。
その上、敵に強くマークされている時には、どのように動いてパスをもらう位置を探すかの練習になります。
実践をこなせばいいというものではなく、様々な状況に合わせてもらう位置を変えられるように工夫しながら練習します。
この練習を繰り返して、パスをもらう位置に行く方法が上達する時には、競る方法も、ボールのキープ力も上達しています。