サッカーにおいて、パス、ドリブル、シュートが中心となって行われるゲームです。
ドリブルは、コートのすべての場所で、攻守にわたって行われます。
同じドリブルはあっても、それぞれ違う目的で使われています。
サッカーでは、どのような目的で行われているのかを種類ごとに見ていきましょう。
1. 足技で見せるドリブルの種類
サッカーの試合での見どころの一つに、華麗なドリブルがあります。
見事な足技で、相手をかわしたり、抜き去ったりするドリブルです。
サッカーでは、ドリブルの中で、相手を欺くフェイントを使いながら、かわしたり、抜いたりします。
比較的容易にできて、効果の高いフェイントに「キックフェイント」があります。
ボールをいかにも蹴るふりをして、相手の動きを止めたり、注意をそらしたりすることで、次のプレーの自由度が高まります。
「シザース」なども、またぐフェイントを入れることで、相手の逆をつくドリブルです。
「ダブルシザース」など、回数を増やすことで、さらにフェイントの効果を高めるドリブルもよく見られます。
「クライフターン」は、ヨハンクライフがワールドカップで使って、相手選手を見事に抜き去ったことで有名になったフェイントです。
方法としては、ボールを立ち足の裏を通すことで、体の動きと逆にすることで相手を抜き去るフェイントです。
試合の中では、ボールが立ち足の後ろを通ることで、フェイントとなって抜き去るドリブルがよく見られます。
サッカーの試合では、相手をかわしたり、抜いたりするために様々な種類のフェイントを織り交ぜたドリブルが見られます。
2. 試合の中での目的別のドリブル
ドリブルを目的別に分けてみると、3つの種類に分けられるのではないだろうか。
1種類目は、「運ぶドリブル」といえます。
プレッシャーがないときに、ボールを運びたいところにドリブルを使って移動させることです。
2種類目は、「キープするドリブル」です。
相手からプレッシャーを受けて、ボールを運ぶことが難しい場面で、相手にボールを取られないためにするドリブルです。
味方の体制が整うのを待ったり、時間稼ぎを行ったりするときによく使われます。
相手とボールとの間に、体を入れてボールを取られないようにするドリブルです。
3種類目は「突破するドリブル」です。
ゴール前でよくみられます。守備側にとっては、ゴール前でパスを通されたり、ドリブルで突破されたりすることは、絶対にさせたくないことです。
逆に、攻撃側にとっては、簡単ではなくてもチャンスにつながるので、ねらいたい攻撃です。