サッカーで、SW【スイーパー】は、特殊なポジションなのであまり知らない人も多いと思いますが、現代のサッカーではSWを使うチームも増えてきています。
そこで今回は「SWの基本的な役割と動き方」について紹介します。
1.スウィーパーの役割
サッカーで、SWはディフェンスの真ん中にポジションを取り、チームの守備をまとめる役割があります。
主に3バックや5バックのフォーメーションを使用して、CB【センターバック】が3人存在するときに、その真ん中のポジションをSWにします。
なので、ディフェンスの裏への対処や味方のサポートなどを求められるカバーの動きが最も頻度が高く、重要な役割になってきます。
また真ん中に位置することから、味方への指示や最終ラインの統率など、守備の中心としての役割が求められるポジションです。
2.スウィーパーの動き
サッカーで、SWの動きはセンターバックの動きと基本的には同じです。
しかし、中心にポジションを取ることからもよりサポートの動きやバランスを取る動きが求められます。
またビルドアップの際には、攻撃の起点となるような動きも必要になってきます。
そこで、SWの代表的な動きであるカバーの動きとビルドアップ時の動きの2つを紹介します。
1.カバーの動き
カバーの動きはSWの最も重要な動きの1つだと言えます。
守備時にディフェンダーは基本的には相手の選手にマークをつきますが、1人マークにはつかないでカバーの動きをします。
裏に抜けられたときや、味方が突破されたときにすぐにサポートできるポジションを取ります。
注意する点は、カバーする人が複数にならないようにすることです。
基本的にはSWが行いますが、状況によってはそうでないときもあります。
その時にしっかり指示して、誰がカバーをして誰がマークをするのかを明確にするのもSWの仕事の1つです。
2.ビルドアップ時の動き
ビルドアップの際には臨機応変に動くことが必要になってきます。
SWを使うポジションでは、3バックや5バックのフォーメーションが多いので、パスコースが少なくなってしまう恐れがあります。
なので、サイドの選手がボールを持ったときに最終ラインから1列前まで動いてサポートをする必要があります。
そうすることによって、サイドの選手のパスコースは後ろと前だけではなくて、横にも増えることになります。
3.プロサッカー選手を参考にする
SWだけではなく、どのポジションでも言えることですがプロのサッカー選手の動きを参考にすることは、上達には効果的でありとても大切で勉強になります。
オススメするのは、テレビの映像をよりもスタジアムに足を運ぶことです。
テレビだとどうしても、ボールを中心に移すのでボールを持っていないときの動きがわかりにくくなってしまいます。
実際にスタジアムに観戦にいくと、全体を見渡すことができてオフ・ザ・ボールの動きもしっかり観察でき、上達するのでとても参考になります。