サッカーでセカンドトップはセンターフォワードのすぐ後ろ、1.5列目と言われる場所でプレーし、最も自由度の高いポジションでとても人気があります。
そこで今回は「セカンドトップの基本的な役割と動き方」について紹介します。
1.ST(セカンドトップ)の役割
セカンドトップはフォワードに分類されるので、ゴールを決めることはもちろん求められます。
しかし、アシストをすることや味方を生かすプレーも重要視され、比較的自由にプレーできるので攻撃の時は起点にもなりフィニッシュにも絡むことが求められるポジションなのです。
また、現代サッカーでは0トップと言われセカンドトップを最前線に置く戦術もあり、スペイン代表やドイツ代表がよく使います。
2.STの動き
セカンドトップの動きは自由度が高いため、コートを広く動くことが大切になりいろんな動きをして攻撃に絡むことが求められます。
味方を生かす動きや自ら点を取る動きなどがあります。
今回はセカンドトップの代表的な動きである裏への動きとサイドへの動きを紹介します。
1.裏への動き
サッカーで裏への動きは、点を取りにいくときや相手のマークを引きつけるときに行うものです。
動き方は、味方がいい体勢でボールを持ったときや、そのような状況になりそうなときに一気に相手の最終ラインの裏まで走りゴール前まで進入します。
1.5列目からの飛び出しは相手からするとマークしづらく、時にはマークの受け渡しをしないといけないのでフリーになる可能性が高くなります。
また、裏への動きにより相手のマークを引きつけて中盤にスペースを与えることや最終ラインを下げさせるという効果もあります。
注意するポイントは、センターフォワードと動きが被らないようにすることです。
センターフォワードも裏を狙うことがあり、味方で同じ動きをしては効果が半減してしまいます。
タイミングをしっかり測って、一気に飛び出し動きが被らないようにしてください。
2.サイドへの動き
サイドへの動きは、ドリブルを仕掛けたいときやサイド攻撃をしたいとき、また中央にスペースを作りたいときなどに行うものです。
動き方はサイドに開くのですが、なるべくピッチを広く使うことを心掛けてください。
そうすることにより、相手のマークを引きつけることができ中央にスペースを作ることができたり、相手のマークが付いてこれずにフリーになることができたりします。
片方のサイドだけではなく、両方のサイドを上手く使うことで相手にはさらに脅威を与えることができます。
3.プロ選手を参考にする
セカンドトップだけではなく、どのポジションでも言えることですがプロのサッカー選手の動きを参考にすることは上達するには効果的で、とても大切で勉強になります。
オススメするのは、テレビの映像をよりもスタジアムに足を運ぶことです。
テレビだとどうしても、ボールを中心に移すのでボールを持っていないときの動きがわかりにくくなってしまいます。
実際にスタジアムに観戦にいくと、全体を見渡すことができてオフ・ザ・ボールの動きもしっかり観察できて上達し、とても参考になります。
セカンドトップは現日本代表で言うと香川真司選手や清武弘嗣選手などは海外でも評価が高く、参考にしてみるといいと思います。