サッカーの中で手が使えるのはゴールキーパーだけです。
ゴールキーパーは周りの選手のようなキックの他に手を使ったプレーも出来なければなりません。
そのために、キャッチングの練習が必要です。
1. 自分に合ったグローブの選び方
ゴールキーパーはプレーをするのにグローブが必要です。
グローブはサッカースパイクのように様々なメーカーから販売されています。
メーカーによって若干サイズやフィット感が違いますので試着をしてから購入するのが良いです。
グローブも上達への近道ですのでしっかり選びます。
まず、グローブを選ぶために自分の手の大きさを計ります。
サッカー用品店に行くと店員さんが計ってくれます。
だいたいの大きさごとにサイズが書かれているので、自分に合いそうな大きさのものを試着します。
この時にデザインやあこがれの選手が履いているから、などと決めていたものだけを履くのではなく、その店にあるすべてのメーカーのものを試着してみるほうが良いです。
そのほうが自分の手にあうグローブを見つけられます。
試着した時に確認してほしい点は、履いて手を動かしてみて違和感がないかと、手首の締め加減が緩くないかです。
手首の締め加減が緩いと試合中にグローブが脱げてしまうかもしれません。
2. キャッチングの基本練習
ゴールキーパーに必要な基本練習は、キックとキャッチングの二つです。
キックは他のフィールドプレーヤーと同じようにできますが、キャッチングは練習のボール出しをしてくれる人が必要です。
まずは立ったまま、ボールを投げてもらい、自分の顔の前で、両手でキャッチします
これがキャッチングの基本で、これを完ぺきにマスターすることによってどんどん上達できます。
サッカーでは、ゴールキーパーはなによりも相手のシュートをゴールさせないのが仕事なので、ボールをキャッチすることに徹します。
この時に大事なことは、よく見ることです。
対象は向かってくるボールだけじゃなく、キッカーの選手も良く見ます。
最後までしっかり見ることでキャッチングの成功率が格段に上がります。
逆に、初心者にありがちなのが、ボールが正面に向かってくるのが怖くて、途中で目をつぶってしまうことです。
これにより回転のかかったボールだと目を閉じた瞬間に、ボールの軌道が曲がってキャッチできないということがあります。
そうならないためにも最初の練習からしっかりと見るようにします。
次に、膝立ちでボールを胸に抱え込むようにキャッチする練習をします。
立っている時と違って膝立ちになると動きが制約されるうえに、バランスをとるのが難しくなります。
これを習得すると次は片膝立ちで股の下を通されないようにしながらの練習です。
サッカーで股抜きをされるのはとても恥ずかしいことなので、気を付けます。
特にゴールキーパーの」後ろはゴールなのでぜったいに起きてはいけないことです。
片膝立ちは両膝立ちよりは動きやすいです。
左右の動作域も広がります。
これら3つを習得した後は、より実践的にボールに変化を付けて出してもらいます。
キッカーの位置もいろいろなところにし、ボールの強さや長さも変化させます。
キャッチングだけでは守備しきれない場面もありますが、基礎なのでできて当たり前の部分をしっかり習得して初めて、守護神と呼ばれるようになります。