サッカーの試合のセットプレーで特にコーナーキックからの得点率は、ゴールに対して角度をつけてシュートをしないとゴールを割ることは難しくなるので概ね2~3%程度と言われています。
サッカーのコーナーキックで蹴り出されたボールのスピード・方向・回転を見て落下点でピンポイントもしくはダミーで動いてディフェンスの穴を開けないと、フリーでヘディングシュートなどは非常に難しくなります。
コーナーキックからゴールを決めるには単純にボールを蹴り入れていては決まらないので、入れるボールの工夫、ペナルティエリア内での動き方で得点の確率を上げていかなくてはなりません。
1.コーナーキックのボールの入れ方
セットプレーなのでボールをセットして攻撃側のペースで進められますが、ゴールマウスに対して角度のないところからのボールであるためにシュートを打つ瞬間に角度を付けるという難しい体勢となります。
ヘディングシュートであれば首振りと捻り、シュートであればボレーキック・ハーフボレーと技術的には非常に難しい種類のシュートとなります。
ボールの入れどころとして位置的にはゴールポストのニア・フォアに分かれますし、ボールの種類的には真っ直ぐな軌道・大きなカーブ・低く早いボール・ゴールに巻いてくるホール・スワーブ(落ちる)ボールと色々あります。
攻撃側のチームとしてはペナルティエリアの立ち位置と入れるボールの球種は意識が合ってないと得点チャンスを作れないので、チーム戦術として事前の練習と意識合わせが必要となります。
コーナーキックの成功率を高めるボールの入れ方を工夫するならば、ゴールマウスに対して角度のあるところから入れ直すことが有効となります。
コーナーのセット位置から一度自陣方向へボールを戻してクロスボールを入れてディフェンスのタイミングをずらすショートコーナーは得点チャンスを多く作り出します。
クロスの入れ先もニア・フォアとあり、早いボールでディフェンスラインとGKの間に落としていくと混戦となり得点チャンスがさらに広がります。
ディフェンスにとって一番苦手なのは、後ずさりしながらのジャンプヘディングでクリアは前には飛ばず、後方に逸らし再度コーナーキックかミスをすればオウンゴールとなる可能性は非常に高くなります。
2.ペナルティエリアでの入り方・動き方
サッカーのコーナーキック時にペナルティエリアに攻撃側の6~7人が立ちっ放しではいくらいいボールが入ってきても得点にはなりません。
おとりの動きによって守備の穴を広げる作業をするメンバー、開いた穴に入り込んで得点を狙うメンバーとその時に急に決められるわけではないので、事前の練習と意識合わせは得点を高めるために必須となります。