サッカー選手は、いくら技術があっても体力が無ければ試合はできません。
技術を伸ばすと同時に、体力も向上させましょう。
1.体力の必要性
私、個人的な意見ではありますが、サッカー選手として技術を上達させるのは当たり前だと思います。
サッカー選手は、サッカーが好きでやっているはずなので、むしろ技術を上達させる練習は苦にならないはずです。
しかし、体力向上のための練習は、サッカー選手にとっては苦であると思います。
何故かというと、一つは単に疲れるから。
もう一つは、ボールを使った練習ではないから。
この2つだと私は思っています。
2.サッカーの試合での動き
サッカーは、マラソンではありません。
サッカーの試合では、スピードを上げる場面、下げる場面。
ターンする場面、左に曲がる場面、右に曲がる場面など、様々な動きをしなければなりません。
実は、この曲がる、ターンするという動きが選手の体力を奪っていくのです。
ゆえに、私は素走りでサッカーに必要な体力が全て身に付くとは思っておりません。
3.選手が嫌がらない体力練習
体力を付けるためには、体を痛めつけて疲れないといけません。
これは仕方のないことです。
選手が飽きないためにボールを使った体力向上メニューを考えてあげることは重要だと思います。
要は素走りをやめるということです。
例えば、ダッシュのトレーニングでも、必ず最後にはボールを蹴る設定にするとか。
選手が一番好きなのは試合なので、ミニゲームの中で体力を向上させることも出来ます。
グリッドを大きめにして、通常だったら6vs6くらいがちょうど良いくらいなのに、あえて3vs3くらいにして選手の運動量をあげるなど。
選手はボールを蹴ることに喜びを感じるため、ボールを蹴りながら体力の向上を計る練習メニューを考えるべきだと思います。
いくらきつい練習でも、ボールを蹴れているわけですから、選手から不満が出る可能性は低いでしょう。
4.最後に
技術がある選手でも、体力が無ければ試合になりません。
サッカー選手は疲労を感じてからが勝負なのです。
疲労を感じて、体が思うように動かなくなってから、どういうプレーが出来るのが重要なのです。
誰もが体が動く時に活躍するのは、技術的な練習が必要で、これももちろん重要です。
しかし、この技術を90分間使いきるためには、体力的な練習も必要なのです。