サッカーはチームプレーです。
11人、または8人で組織を構築し、闘えるチームが強いのです。
今回は、組織を構築できる練習方法を紹介しましょう。
1.組織の重要性
サッカーは、個人個人の能力が問われるスポーツです。
いくらチーム練習をしても、選手個人のキックやコントロール、パス、シュートの技術が低かったら話になりません。
しかし、外国人に比べて、身体能力が低いという日本人ですが、この身体能力の差を組織で埋めることが出来るのです。
1.組織的な守備
サッカーの試合をテレビで見ていると、「組織的な守備」という言葉を聞くことがあると思います。
この組織的な守備によって、身体能力の高い外国人相手にも良いサッカーが出来るようになるのです。
具体的に言うと、例えば、足の速いFWが相手にいたとします。
この選手と単純に1vs1をやれば、スピードで抜かれる場面が増えると思います。
足の速い選手に対応する方法として、スピードに乗らせないということがポイントとなります。
しかし、逆にそのFW目線で言えば、自分の特徴は足の速さだということは知っているはずなので、スピードに乗ったらこっちのものという意識があることでしょう。
DFはその気持ちを逆手にとって、1vs1の場面ではあえてスピードに乗らせて突破させます。
1vs1を仕掛けたDFは抜かれてしまいますが、チームの組織として、そのDFの後ろにもう一人DFが待ち構えていれば、なんなくボールを奪うことに成功するはずです。
組織とは、相手がどういうプレーをしてくるのか、それに対応するという意味でもあるのです。
1.組織を構築するためには
サッカーで、組織を構築するためには、練習のうちからチームメイトの特徴を知ることが重要となります。
サッカー選手には色々な特徴があります。
足の速い選手、背の高い選手、キックの上手い選手、ドリブルの上手い選手など。
この選手達をどう配置するかで、良い組織が生まれてきます。
例えば、センターバックに体は強いけど、足は速くない選手を二人並べると、1vs1で体をぶつけることが出来れば勝てるけど、裏へスルーパスを通されたら突破されてしまうというシーンが増えるかもしれません。
その場合には、サイドバックに足の速い選手を置き、守備の時にはセンターバックの近くにポジショニングさせ、カバーの意識を持たせることで解決できるかもしれません。
この意識がチーム力を上達させるのです。
テクニック的に上手なチームが相手でも、チームとして組織力が上達していれば、勝つことが出来るのです。