はしご状のラダーを使ってできるサッカーの練習内容は、ステップ・体力と筋力作りと様々です。
ステップはサッカーの試合で重要になる場面が多々あります。
体力と筋力ももちろん必要なのでサッカーの上達に役立つ練習です。
1.ラダーとは何か?
ラダーというのは、はしご状に作られた練習道具です。
ゴム製のものや布製のものなど様々ですが、はしご状に作られています。
このはしご状になっているマス目に足を下ろすことによって、ステップの練習ができます。
スピードを重視して練習すれば、瞬発力の強化にもつながります。
一つ一つのステップ時にモモ上げを意識すれば筋力トレーニングになりますし、体の重心を意識することで体幹も鍛えられます。
一昔前までは、プロのサッカー選手や強豪クラブチームだけが練習に使用していた上級者向けの練習方法と思われがちですが、最近は一般的に使用されています。
小学校低学年でも練習に取り入れているところもあります。
たくさんの種類のラダーが存在していますが、選ぶべきは立体感のあるものです。
なぜなら平面なラダーならば、ステップの練習時にラダーを踏んでしまっても気づかず、そのまま練習すると少しの感覚のずれが生じます。
このずれが重なり大きなずれになります。
本番の試合ではそれがきっかけでドリブル時にミスをするかもしれません。
逆にその少しのずれを修正できるようになることは、ドリブルの上達に繋がります。
2.ステップの練習方法
はしご状のマス目に足を下ろすことがラダーの正しい練習方法ですが、その方法も多種多様です。
例えば、基本的な1マスに一歩ずつ踏み出すステップはゆっくりだとただ歩いているようですが、スピードをあげれば瞬発力と筋力の強化に繋がります。
次に基本的なものは、1マスに片足ずつ順番に両足を踏み込むステップです。
簡単なようで左右の足が同じ距離を早く、子刻みに進んでいくのはとてもバランスを崩しやすいです。
これを繰り返すことによって体の重心が分かり、体重移動が容易になります。
他にも、マス目の中だけじゃなく横に踏み出練習、ジャンプして進むなどサッカーのドリブルに必要な細やかなステップの基礎も作ることができます。
3.体の重心を知る
普段生活していれはもちろん、サッカーの練習時ですら、自分の重心を意識することは少ないです。
しかし、自分の重心を知ることによって、左右の体重移動がうまくできるようになるので、結果、転びにくくなります。
転びにくいと言うことは、相手のタックルにも耐えられる可能性が上がります。
競り合いは守備でも攻撃でも起こるのでとても重要なことです。
なので、サッカーにおいて体格が強いことはとても大きな武器になるので上達への近道と言えるでしょう。