サッカーで大切なキックの技術ですが、年齢を重ねると、コントロールと共に、キック力も必要になります。
その時に、筋力を鍛えるだけではなく、体幹から強化をすることでより強いキック力をつけることが出きるようになります。
1.パワーを付けるには
キック力を強化したいと考えるときに、パワーをつける方法で誰にでも思いつくのが筋トレです。
その筋力アップのために、筋トレをすることは悪いことではありませんが、筋力ばかりに目を奪われると、体の俊敏性や持久力が失われることになりかねません。
そうなってしまうと、サッカーの本質である走ることなどの基本動作に悪影響を及ぼしかねませんので、キック力と体力、瞬発力はバランスのとれたものが求められます。
バランス良く筋力をつけるのであれば、ボールを蹴ることで筋力を上げていくことが大事になってきます。
しかしそのような考え方だと、パワーをつけることでキック力を上げても、他の能力が劣ってしまうと考えることも出来るのです。
そこで大事なのが体幹の強化になってきます。
2.筋力だけではない
サッカーでキック力を上達させようとするのであれば、筋力アップを考える人が大勢います。
もちろん筋力をアップさせれば、その分ボールのパンチ力は強くなり、勢いも付きますのでキック力が上がってきます。
しかし、いくら筋肉がついても、体が重くなりすぎるようでは他のプレーに影響も出てきますので、キック力を上げるには筋力だけではなく、体幹を強化していく必要があるのです。
体幹をしっかりと鍛えていけば、軸がぶれないので体の力をボールに効率よく伝えることができるようになります。
それによって、余分な筋力をつけなくても回転力などの力を上手くボールに伝えてキック力を上げることができるようになるのです。
キックは筋力よりも体の軸の使い方が上達することが大事ですので、そのためには体幹が重要になるのです。
3体幹からの強化が必要.
キック力の強化には体幹を鍛えることが必要ですが、体幹のトレーニングは非常に地味なものであり、なかなか結果が目に見えるものでもありません。
しかし、他の人には分からなくても試合や練習を繰り返すなかで自分だけにわかってくるものが体幹とも言えます。
ですから、ゆっくりと時間をかけて長期的な視点で鍛えることが体幹の強化には重要になってきます。
体幹を鍛えて軸がぶれなくなれば、ボールを蹴る時に片足で踏み込んでもバランスを崩すことなく振り上げた足を振り下ろす勢いをそのままボールに伝えることができます。
体幹バランスが上達してくれば、他の場所に効果を発揮することにもつながってきます。