サッカーでは、ゴール前だったり球際だったりボールに触る数秒で勝敗を分けるスポーツなので瞬発力のトレーニングはとても大事な要素になってきます。
そこで今回は「サッカーで重要な瞬発力のトレーニング方法」を紹介します。
1.必要な瞬発力を理解する
サッカーで必要な瞬発力は基本的にはボールへのレスポンスの早さや、プレーの判断をする早さなどです。
しかし、瞬発力=反射神経と勘違いしている人が多く、反射神経はトレーニングで向上するものではないと諦めてしまうことがあります。
しかし、サッカーの瞬発力は反射神経とは別物であり、サッカーの瞬発力は事前の準備でカバーできるのです。
事前の準備というのは主にポジショニングや判断力です。
ベテランの選手は年齢の衰えを、経験を生かしたポジショニングや判断力の早さでカバーすることが多いです。
なので瞬発力やスピードが衰えても、若い選手と互角にまたそれ以上に戦うことができている選手はたくさんいます。
よって、サッカーでの瞬発力の上達にはポジショニングや判断の準備をする力が重要になってきます。
2.練習方法
上記でポジショニングや判断の早さが重要だと述べました。
サッカーではポジショニングや判断を早くするトレーニングをしていると、自然とボールへの反応が早くなっていき瞬発力そのものも向上していきます。
ボールへの反応を良くするためには、瞬発力を上げようとするのではなく、瞬発力をカバーするトレーニングをしていくことで自然と瞬発力も向上していくというイメージなのです。
さらに瞬発力そのものに頼らず、ポジショニングや準備を大切にしてトレーニングをしていると、年齢による衰えの対策にもなりますしコンディションによるプレーの質が変動しにくく安定感のある選手になることができます。
なので、今回は攻撃時のゴール前でのポジショニングとパスの判断の早さを上げるトレーニング方法を紹介します。
1.ゴール前
ポジショニングは基本的にはボールを持っていない状態の時が肝心となってきます。
攻撃時のゴール前では、ボールが自分のところにこぼれてきたら常にゴールチャンスとなります。
なので味方のプレーを見ているのではなく、次どこにボールが来るかを予測するトレーニングをすることが大事です。
1つ例を挙げると、味方がシュートを打つのと同時に相手キーパーに向かって走る方法です。
なぜこれが有効的かというとシュートがこぼれてくる可能性が1番高いのはキーパーがボールを弾いた後だからです。
最初からどこに弾くかは予測できないですが、常にキーパーに向かって走りボールに反応する癖を付けていれば徐々に感覚が掴めてくるようになります。
2.パス
パスの判断スピードを上げるトレーニングを紹介します。
まず色の違うコーンを複数置きます。
そして置いた場所から少し離れたところでパスをしてもらい、トラップをした瞬間に色を1つ言ってもらい、その色のコーンにパスをします。
トラップをしてからすぐにパスを出してください。
最初は色を間違えたり、パスの精度が悪くなったりしますが練習を繰り返して行えば、必ず上達します。
これは試合でのパスの判断スピードが上がる効果があるので是非頑張って取り組んでください。