サッカーは、試合を通じて止まっていることは少なく常に動くことが求められるスポーツであり、持久力のトレーニングは不可欠な要素になってきます。
そこで今回は「サッカーで大切な持久力を上げるトレーニング法」を紹介します。
1.必要な持久力を理解する
サッカーは持久力が大切だというのは当たり前のことなのですが、マラソンで必要な持久力とサッカーで必要な持久力は少し違います。
マラソンはずっと同じペースで走ることが求められますが、サッカーはアップダウンが激しく同じペースではいけません。
もちろん基礎体力というところでは共通していますが、マラソンでのタイムがいい人がサッカーでもスタミナがあるとはいえません。
当たり前のことですがサッカーをするに当たって、マラソンのタイムよりも試合中の持久力のほうが大切になってきます。
まずはサッカーで必要な持久力と持久走のタイムは同じではないということを理解してください。
2.練習方法
上記で、サッカーではアップダウンが激しいと述べました。
考えてみると、全力でダッシュをしてボールを奪われたら今度は逆方向に全力ダッシュなんてことも頻繁にあります。
なので、サッカーで必要な持久力を身につけるトレーニング方法を短い距離と長い距離の2つに分けて紹介していきます。
1.短い距離
短い距離でのトレーニング方法は、グランド1周走や2周走です。
タイムを決めてそのタイム内にグランド1周又は2周を走り、インターバルを少し取りまたグランドをタイム内で走ります。
タイムは個人差がありますので、その人の持久力によって変わってきますし、グランドの外周の大きさもそれぞれ違うので、自分に適しているタイムを決めてください。
目安としては、一回全力で走ってみてその時のタイムより5秒~10秒くらい遅いタイムです。
インターバルの長さは、設定したタイムと同じくらいが理想的です。
インターバルが長すぎると、上達の効果が低くなってしまうので気をつけてください。
またインターバルの間は完全に足を止めずに歩いておくなどした方が疲労は溜まりにくいですし、試合に近い状況なのでオススメです。
このトレーニングを5セットくらいの目安で行うと誰でも自然に持久力が付きます。
毎日する必要はないですが、すぐに持久力はつかないので定期的に行う必要があります。
過酷なトレーニングですが、サッカーが上達するためにも頑張って継続させることが大切です。
2.長い距離
長い距離でのトレーニング方法は、ペース変動走です。
ペース変動走はグランド10周~15周くらいを目安にして、周回毎にタイムを決めて走るトレーニングです。
全力に近いペースで走る周と60パーセントくらいで走る周を交互に行います。
注意するポイントは毎回タイム通りに走ることで、それより早く周回しても遅く周回してもいけないです。
あくまでペース変動に意味がありますので、10周や15周全体のタイムではなくで、1周1周のタイムで走ることに気をつけてトレーニングに取り組んでください。
こちらも過酷なトレーニングですが、誰でも継続すれば持久力を手に入れることができるので頑張ってください。