サッカーの基礎練習とは何でしょうか。
いろいろな競技がある中で、サッカーの特徴を考えてみましょう。
それは、ボールを足で扱うということになります。
つまり、ボールを蹴る、止める、運ぶということを学ぶことがサッカーの基礎練習と考えていいのではないでしょうか、
1,ボールと仲よくなろう
まずは、ボールリフティングに挑戦しましょう。
足や頭を使って、空中のボールを地面に落とさないようにリフティングをします。
足の甲、足の内側、外側、もも、頭が基本です。
リフティングは、ボールをミートする部分も大切ですが、全身のバランス、力加減なども重要です。
リフティングが上達することは、体とボールがなじんできた証拠です。
ボールと仲良くなることを体で感じてみましょう。
最初は、目標回数を決めて取り組んでいきましょう。
最終的には、50回くらいが確実にできるようになればよいでしょう。
2,正確なキック&トラップを目指そう
次はキックとトラップです。
基本的なキックは、インステップキック、インサイドキック、アウトサイドキック、インフロントキック、アウトフロントキックなどです。
どのキックも、最初は、地面に静止した状態のボールを蹴って練習しましょう。
腕や立ち足のひざなどをうまく使ってバランスよく、正確に真っすぐボールが蹴れるようにしましょう。
上達してきたら、距離を伸ばしながらスピードも上げていくとよいでしょう。
次にトラップです。
ボールを止める練習です。
ボールを止めるときに使うのは、主に足の裏、インサイド、インステップ、アウトサイド、もも、胸、頭です。
トラップの基本は、力を抜くことと少しミートする部分を引くことでボールの勢いを消して、自分のそばに保持をすることです。
胸のトラップは、胸の真ん中ではなく、左右の筋肉の厚みがある部分を使うと、筋肉がクッションとなってうまくトラップすることができます。
いずれも力を入れすぎるとボールは弾かれてしまって、自分のプレー範囲から遠ざかってしまいますので気をつけましょう。
トラップした後に、次のプレーにつなげられるよういつも意識して練習しましょう。
相手にボールを転がしてもらったり、ゆっくりとした浮き球を投げてもらったりして練習をしましょう。
キックとトラップが一通りできるようになったら、キック➡トラップ➡キック➡トラップを連続して行っていきましょう。
3,ボールを自由自在にドリブルできるようになろう
ドリブルは、ボールを自分の思い通りに運ぶ技術です。
最初は、自分の運びたいところにボールが動いてくれないことがほとんどです。
真っすぐ運ぶことから初めて、ジグザグで進んだり、急に向きを変えたりなど、自分でイメージしながら練習しましょう。
足の裏、足の内側、足の外側、足の甲などを使って練習をしましょう。
いつでもボールを止められるようにドリブルをしましょう。
自分から遠く離れたところにボールが行ってしまうと、試合では相手に取られてしまいます。
自分のプレーエリア内でドリブルができるよう意識しましょう。
サッカーの基礎練習は、どの年代においても、とても重要です。
上級者になればなるほど、おろそかにせずに、基礎練習に取り組んでほしいものです。