サッカーのディフェンスの上達法

セカンドボールを拾うコツ|サッカーのディフェンス戦術

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有能なプレーヤーの要素のひとつに、一見派手さはないのですがどのような状況でもボールを失わないということがありますが、さらにボールが集まってくるように見えるプレーヤーがいます。

サッカーのゲームで一人の選手が90分間のゲームでボールに触れているのは1~2分、自分のボールとして保持する時間を増やすには何が必要なのか?

1.セカンドボールとは

一番多く見られるのが、ゴールキックが蹴られて中盤あたりで競り合った後の転がるボール、攻守どちらの支配下にもないボールがセカンドボールとなります。

ハーフタイムのベンチでは「前半はほとんどセカンドボールを相手に拾われている、もっと積極的に取りに行こう」的なミーティングをよく耳にしますが、どうすればいいのか非常に抽象的な表現です。

セカンドボールが拾える戦術などあるのでしょうか

2.セカンドボールを拾うには

ジュニア世代の指導でも、セカンドボールを拾うには「予測」と「集中力」とよく言われますが、これも何か漠然としていて教わる方はピン!と来ないかもしれません。

1.セカンドボールを予測する力とは

高く上がったボールとするならば、最初にボールの落下点、つまり競り合いが起こる地点の認識(空間認知能力)、見極める力が必要となります。

次に、競り合いの状況を見て瞬時にボールがこぼれるあたりを予測します。

チーム戦術としてセカンドボールの奪取をするならば、競り合いの前後・左右を意識してオフェンス・ディフェンスに関わらず取りに行くことをイメージしておきます。

予測していても足を止めていてはボールを失いますし、何も考えずに走り寄ってもボールは収まらないでしょう。

ボールは競り合った後の偶然の「こぼれ球」とは考えずに、ディフェンスであっても能動的に予測することにより、自分から迎えに行くイメージをもって取りに行くことが重要となります。

2. セカンドボールを取るための集中力とは

サッカーのゲームは常に攻守が流れており、セカンドボールのことだけを考えているわけにはいきません。

高く飛んでくるボールを空間認知し、競り合って戻り気味のセカンドボールとなるのか、それとも頭上を越えるか、ボールの行方を瞬時に認知・予測・アクションしていく集中力が必要となります。

ピッチ内のほとんどの選手と同じ予測であれば大きな歓声が起こるようなプレーは出ませんが、常に高い集中力をもっての一瞬の予測を信じてのプレーは思いもよらぬ得点シーンを生み出したりします。

できるだけ多くの予測シーンを頭の中に浮かべられるかが鍵となります。

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