サッカーにおける練習方法は様々なものがありますが、結局のところ、どのように試合で使うことができるのかを考えて練習をしていかないといけません。
その中で、個人の技術というものはとても大事なので、ドリブルの練習やキックをきちんと思ったところへ蹴ることができるということはどのような状態でもやれなければなりません。
その上で、動きながらボールを蹴ること、さらにそのボールを相手のプレーのしやすいところへパスすることが何よりも大事になってきます。
これを相手のプレッシャーを受けながら、的確に行う事ができれば、それだけで相手ゴールに迫っていくことができるわけです。
そこで、一番、効果的な方法が、4対2というボール回しになってきます。これは、4人が外でボールを回して、2人がそのボールを取りに行きます。ボールを取られたら、当然ながら、その人は外と中が交代します。
この練習で大事なのは、外でボール回しをしている人は、まずはきちんと次にプレーをしやすい場所に自分のボールを止めること、そして、相手のプレッシャーの中で素早くボールを見方に渡すのか、自分がボールを保持することで見方が落ち着く時間を作ってあげるのかなどを判断して、ボールを回していきます。
ボールを回す時にも、自分がボールを渡せばいいという考えだけではなくて、次にボールを渡す選手がプレーをしやすいように、自分が渡したボールをダイレクトで、その次にどの人に回して欲しいのか、または時間を作って欲しいのか、そこまでを考えてボールの出す位置やスピードを考えてパスを出します。
また、中で守備をしている人は、ただボールを追いかけるのではなく、どの場所でボールを取りに行くのか、それをきちんと声を出してコミュニケーションをとって狙っていくことで、狙いを持って守備をすることができます。
このように、攻撃も守備も両方を高いレベルで磨いていくことができる練習が4対2という練習に詰まっていると考えます。