サッカーにおいて、その日の練習のテーマを上達させるために、ウォーミングアップはトレーニングの導入として、とても大事になってきます。
1.ウォーミングアップとは?
まず、ウォーミングアップでは体を温めることが一番の目的となります。
いきなり、強度の高い練習をやってしまうと、怪我に繋がりやすくなるので、必ずウォーミングアップは入れたいものです。
サッカーをするにあたり、体の準備と同時に、心の準備、頭の準備をすることも出来ます。
ただ単に練習をやるのではなく、体、心、頭の準備をしてから、練習に取り組むことで、上達の度合いも変わってくるでしょう。
2.ウォーミングアップの重要性
例えば、その日のテーマが「蹴る」だとした場合に、ボールを蹴りながらウォーミングアップをすると良いでしょう。
サッカーボールの真ん中を捕らえるという意味では、リフティングは一番オーソドックスなウォーミングアップメニューかもしれません。
ただし、対象が子どもの場合、いきなり堅苦しいメニューから始めてしまうと、その後の練習に入りずらくなる場合があります。
子どもには、サッカーを「楽しむ」ということもウォーミングアップの重要な要素の一つとなります。
例えば、鬼ごっこなど、子ども達がルールを理解しやすく、なおかつ楽しめ、体の温まるメニューは、次のメニューに入りやすくなると思います。
鬼ごっこには、「走る」という要素はもちろんのこと、「観る」という要素も備わります。
俊敏性を養うことも出来るので、子どもにはもってこいのウォーミングアップメニューだと思います。
その発展形として、ドリブル鬼ごっこなど、子どもにボールを持たせての鬼ごっこも良いと思います。
3.ウォーミングアップへの取り組み方
ウォーミングアップは、日常生活で言えば、トイレへ行く、歯を磨くなどのように、始まりの合図ともなるものです。
その日の練習がどういったテーマなのかを考えながら、ウォーミングアップに取り組むと良いかもしれません。
何事も同じですが、何も考えずに取り組むのと、何も考えずに取り組むのとは、上達が全く違います。
4.最後に
トレーニングメニューを決定する際、どうしてもウォーミングアップは疎かにされがちですが、練習への導入として、選手が練習に入りやすくするために、とても重要なものです。
選手の特徴やその日のテーマから逆算して、ウォーミングアップを決定すると良いでしょう。