サッカーのルール

意外と知らないオフサイドのルール|みるみる上達するサッカー

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サッカーを観る人にとって、一番理解が難しいルールに「オフサイド」があります。

ボールがゴールネットを揺らしても、得点が認められないことも多々あります。

「どうして今の得点じゃないの?」よくある疑問ですね。

サッカーのルールに「オフサイド」が無ければ、得点もたくさん入って、分かりやすくていいのにと思う人も多いのではないでしょうか。

ところがもし「オフサイド」というルールが無ければ、サッカーのゲームが単純でつまらないものになってしまいかねないのです。

そこで、なぜ「オフサイド」というルールが存在するのか、「オフサイド」とはどういうルールなのかについてみていきましょう。

1. どうして「オフサイド」というルールが存在するのか

サッカーの起源は、諸説ありますが、19世紀のイングランドで始まったフットボールというスポーツだとされています。

最初はパブリックスクール毎にまちまちのルールで行っていたものが1863年にロンドンにおいてルールの制定がなされました。

この時、現在のサッカーにおけるオフサイドにあたるルールとして、「ボールより前にいる選手は、プレーに関与することができない」というものでした。

ラグビーと同じ考え方ですね。

実は、サッカーとラグビーは元々フットボールから生まれて、後に「手を使う」か「手を使わないか」ということで分かれていって、今に至っています。

1866年に、ルールの見直しがなされ、ボールよりも前にいる選手にパスを出してもよいということになりました。

ただし、ゴールラインとボールの間にはゴールキーパーを含めて相手選手が3人いなければならないと決められました。

「3人制オフサイド」です。

そして、1925年、再び見直しが行われ、ゴールラインとボールの間の人数が3人から2人に減らされました。

さらに、大抵の場合、一番後ろにいるのはゴールキーパーだと考え、ゴールラインに一番近い位置の相手選手(ゴールキーパーを除いて)より後ろ側がオフサイドポジションとされました。

オフサイドポジションでボールを受けたり、プレーに関与したりすると「オフサイド」ということですね。

2.どんなときにオフサイドになるの

基本的には、攻撃チームがオフサイドポジションにいる味方にパスを出したとき。

パスを出した瞬間に反則となります。

オフサイドポジションとは、相手側のエンドにおいて、相手チームの選手の後方から2人目よりも前方(ゴールライン側)にいることです。

オフサイドの多くが、パスを受けようとした場合ですが、そのほかにオフサイドポジションにいることで恩恵を受けたり、オフサイドポジションで相手選手のプレーを邪魔したりする場合もオフサイドを取られることもあります。

シュートがゴールポストに跳ね返ってきた、なんて場合も残念ながらオフサイドとなりますね。

コーナーキック、スローイン、ゴールキックではオフサイドは適用されません。

また、オフサイドポジションでも、パスを受ける選手がボールよりも後ろ側であればこれも適用されません。

オフサイドがあったときは、その地点から相手チームの間節フリーキックとなります。

オフサイドのルールを知ると、ただ単にゴールを楽しむだけでなく、ゴール前でのチーム同士の駆け引きなども見られるので、それだけでも楽しめますね。

「オフサイド」というルールがあるからサッカーは魅力的で楽しいものになるのです。

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