サッカーにおいてフィジカルという要素は必要不可欠なものであり、サッカー選手の基礎となりますが、知識が曖昧な人が多いのも事実です。
そこで、今回は「サッカー選手にフィジカルが重要な理由」を紹介します。
1.定義
フィジカルは一般的に、体の強さや当たりに強いというような意味で使われています。
その意味で理解している人も多いと思います。
間違いではありませんが、フィジカルとはそれだけはなく、体のコンディションや調子を指すこともあります。
フィジカルコンディションという言葉もよく耳にすると思います。
また体の強さだけではなく、体の柔らかさなどに使用することもしばしあります。
このことを理解していない人は多いと思います。
2.フィジカルの重要さ
フィジカルの重要性についてですが、まずフィジカルの意味が広がるとフィジカルの重要性も広がると思います。
フィジカルとは日本語にすると「肉体的な」という意味です。
サッカーは体の接触が多く、消耗も激しいスポーツなので重要なのは当たり前で、上達にも不可欠です。
そこで今回は、体の調子やコンディンションなどの意味で使われるフィジカルと当たりの強さの意味で使われるフィジカルの重要性を紹介します。
1.コンディンション
フィジカルコンディションを安定させることは実はとても難しいことです。
大事な試合に向けてプロが何日もかけて調整しているのが証拠です。
サッカーはエネルギーの消耗が激しく、些細なことがすごく影響してくるのです。
例えば、すごく調子のいい実力のある選手でも長時間の移動を行うと急に体のキレが悪くなって調子を落とすことがあります。
またフィジカルコンディションの差で格下のチームが格上のチーム倒すことは珍しいことではなく、サッカーでは頻繁に起こることです。
2.強さ
サッカーで体が強いのは体格がいいということではなく体幹が強いということです。
なぜ体幹の強さが重要かというと、サッカーでは相手との接触をしないことはほぼ不可能と言ってもいいです。
いくら技術の高い選手でも、接触で体の芯がぶれてバランスを保つことができなければ普段通りのプレーを行うことはできません。
接触が多いポジションはあリますが、サッカーではどのポジションでも接触は必ずあるので、体幹の強さは基本的なスキルとして重要視され、上達には不可欠です。
体格に優れていなくても体幹が強く当たり負けしない選手はたくさんいますし、それこそがサッカーでは求められるのです。
例を挙げるなら、アーセナルのアレクシス・サンチェス選手や元アルゼンチン代表のテベス選手などがとても良い例です。